少し前、みやママのもとに知り合いから「もう、飼われへんって相談されてるコーギーおるんやけど、貰い手おらんかなぁ?」という打診がありました。
聞いてみると、飼い主である人とその子供さんにアレルギーが出たとかなんとか。
とりあえず、コーギーは飼い主である人のお母さんにあたる人のところにいるらしい。
まだ3才くらいの若いオスのコーギーです。
さらによくよく聞いてみると、飼育放棄されているとのことでした。
アレルギーどうこうというより、その前から飼育放棄されていた可能性も…。
犬の譲渡は、猫と比べるとなかなか難しい部分が多く、里親さまを見つけづらいです。
散歩も必須ですし、シャンプーなどのケアも必要。犬種によっては飼育スペースも広くないといけません。
どうしたものか…と悩んでいたところ、みやママとTeaHouse茶摩さんの共通の知り合いの方が貰い受けてくれるという話になりました。
というのも、最近大事にされていたワンコが急死してしまい、そういうタイミングで今回のコーギー君のことを知ったのもご縁だから(^-^)…ということなんです。
こうなったら善は急げ!ということで、先週の土曜日に引き渡しをすることになりました。
みやママが元飼い主のところへ引き取りに行ったところ、別れを惜しむでもなく、あっさりとしたものでした。
そしてそして、と~っても臭い!
おしりはただれていて、どうやらシャンプーを全くされていない状態です…。
一番悲しいのは、付けられていた名前で呼び掛けても反応がほとんど無いことでした。
ほとんど名前を呼んでもらっていなかったんでしょうね…。
もちろん、こちらから呼び掛けていることには気づいて反応しますが、「あ、なんか呼びかけられているな?」という感じで、自分の名前だという認識のうえでの反応ではありません。
例えば、道ばたで会った散歩中のワンコに「ワンちゃん!」と声をかけた時のような感じと言えばわかるでしょうか?
そして、飼育放棄の動物によく見られるようですが、何かを諦めたような目をしていました。
(引き上げてきて、里親さんに連れて帰ってもらう前に待機している時の写真です。)
とても大人しくて遠慮がちではあるものの、初めて会った私たちにも触らせてくれる優しい男のコです。
里親さんになってくれた方は「これからシャンプーしてあげるの(^-^) 3回はしなきゃね!」と笑いながらおっしゃってくれました。
先ずは病院で先生に診てもらって、薬浴からスタートするかもしれません。
おそらくはワクチンやフィラリアの注射もされてないでしょうから、里親さんにはいろいろとご苦労をおかけしますが、きちんとケアしてくださるのをわかっているので安心です。
早速名前を付けてもらいましたよ。この時から彼は「ペーター」君となりました!
これからは毎日散歩をして、お手入れしてもらって、美味しいご飯をもらって…、当たり前の暮らしが約束されました。
ペーター君にはこれまでの分を取り返して余りが出るくらい、うんと、うんと、幸せになってもらいたいと思います(*^-^*)